もっと炎を。

投資や節約についての備忘録です

REITについて少し考えてみました

 最近、REITについて何か良いETFでもないかと考えています。

 

1 REIT購入保有の理由は資産配分の観点から

 資産配分(アセットアロケーション)については、過去のデータを駆使してリスクとリターンを確認しているわけではありません。そこまで厳密なことはできないし、できたとしてもあくまでの過去のデータにもとづいた結果に過ぎないので、ほどほどで良いと思っています。ただ、リスクとリターンの改善を期待して、あらかじめ各金融資産の割合はある程度の決めを作って投資しています。今のところREITは全体の5%が目標です。

 

2 購入保有するもの

 REITを対象とした投資信託(インデックスファンド)の信託報酬は安いものでは0.2%程度、ETFも信託報酬がそう極端に安いわけではなく、再投資するなら配当に課税される分、実質的にはETFの方がコストは上でしょう。私は、配当が欲しいのでETFを購入保有していますが。
 日本で買える外国のREITを対象としたETFとしては、1659、2515、IYR、RWR、XLREの5つでしょうか。XLREを除いて海外ETFだからと言って極端に経費率が低いわけでもないので、コストの点からみると1659や2515でも問題なさそうです。

 

3 各ETFの特徴(外国のREIT対象)

 1659は、米国のREITに投資するUSRTの東証上場バージョン。信託報酬は0.20%と、そんなには高くない感じかと。2515は、日本を除いた先進国REITに投資。信託報酬は0.17%と、やはり高くはない感じです。2515の方が1659より投資銘柄数が多いのが特徴と言えば特徴でしょうか(そもそも対象指数も違いますし比較するものではないかもしれませんが)。私は2515を購入保有していますが、正直、どちらを選んでも大差はないと思います。
 IYRの経費率は約0.4%、RWRの経費率は約0.25%、XLREの経費率は約0.1%。IYRの経費率は流石に高いので選択肢から外れます。XLREは経費率が最も安いこともあり、ドルで直接買い付けることと、配当に対する課税の問題をいとわないのであれば良さそうです。ただXLREの組み入れ銘柄数は約30銘柄と少なく、気になるようであればRWRも選択肢に入れられます。
 

4 各ETFの特徴(日本のREIT対象)

 指数としては、東証REIT指数東証REIT Core指数、野村高利回りJリート指数の3つ。どれを選んでも大差はなさそうですが、東証REIT指数に連動するETFは、信託報酬0.15%ぐらいから幾つかあり、基本でしょうか。他2つの指数に対応するETFはほとんどありません。とは言えそんなに大きな金額を投資するわけでもないですし、遊びで野村高利回りJリートに連動するETFを買うかもしれません。
 東証上場のREITは60程度しかないので、個別リートを適当に選んで購入して信託報酬を浮かすと言うのも手は手かもしれません。

 

5 ところで指数について

 ところで、日本の指数(日経平均株価TOPIX)では、REITは含まれず、REITについては東証REIT指数が別にあります。対して米国、S&P500の中にREITが含まれています。上述のXLREはS&P500のREITのみ抜粋したETFです。と言うことは、米国株をS&P500連動インデックスファンドなどで購入している場合、アセットアロケーション的には米国REITを別途購入する理由がなくなります。
 私の場合、米国株は個別株として購入保有しており、REITは一切買っていなかったため、別途REITを購入する理由がありました。しかし、米国株については今後、指数連動のETFで購入保有していく予定のため、米国のREITを購入する理由がなくなります。

 

6 予定

 現状、私は2515を購入保有しているのですが、今後、米国株を指数連動のETFで購入保有していくため、売却すると思います。但し、REIT自体に投資を行わないわけではなく、資産配分を見直して日本のREITは購入保有するつもりです。