投資信託をクレジットカードで購入した際や、投資信託を保有していれば付与されるポイントについて、各証券会社、各クレジットカードでの比較。
基本的に、クレジットカードで購入できる投資信託は月間5万円まで。
1 購入時(年会費無料系)
年会費無料のクレジットカードで購入した場合は、下表のとおり。現実的なものだけを抜粋。実質年会費無料(年1回の使用で年会費無料など)も含めます。
証券会社 | カード | 還元率 | 年間最大獲得ポイント |
---|---|---|---|
SBI証券 | 三井住友カード | 0.5% | 3000円分 |
楽天証券 | 楽天カード | 0.5% | 3000円分 |
マネックス証券 | マネックスカード | 1.1% | 6600円分 |
auカブコム証券 | au Payカード | 1.0% | 6000円分 |
他にも、エポスカードやセゾンカードなどがありますが、上記に比べると今一つ使い勝手が悪かったり、還元率が低かったりなので除外。
殆ど制限なしでポイント1.1%のマネックス証券(マネックスカード)はかなり優秀、下記の年会費有料と比べてすら。auカブコム証券(au Payカード)も1.0%となかなか。
2 購入時(年会費有料系)
年会費有料のクレジットカードで購入した場合は、下表のとおり。現実的なものだけを抜粋。マネックス証券にはなし。
証券会社 | カード | 還元率 | 年間最大獲得ポイント |
---|---|---|---|
SBI証券 | 三井住友カード ゴールド |
1.0% | 6000円分 |
楽天証券 | 楽天カード プレミアム |
1.0% | 6000円分 |
マネックス証券 |
ー | ー | ー |
auカブコム証券 | au Payカード ゴールド |
1.0% | 6000円分 |
SBI証券(三井住友カード)の1.0%は、ゴールドカードが対象。三井住友カード ゴールド(NL)は年間100万円使用で年会費無料にできるのでかなり現実的。ちなみにSBI証券(三井住友カード)では還元率が脅威の5.0%となるプラチナプリファードがありますが、年会費が33000円と高額。投信の購入で得られるポイント(30000円分)だけでは元が取れませんが、上手く使えば通常使用の還元率が2%近くにもなります。言い換えれば、年会費3000円(=33000円-30000円)で通常使用の還元率が2%弱のクレジットカードを取得できるとも言えるので、ギリギリ実用的ですかね。
楽天カードは、ゴールドカードが0.75%、プレミアムカード1.0%、年会費の元を取ることを考えると楽天経済圏をどれだけ使っているか(楽天市場をどれだけ使っているか)によりますね。正直、楽天市場でポイントが獲得ポイントが増えないゴールドカードは微妙。逆に、楽天市場をよく使う人にとっては、プレミアムカードはかなり優秀。ただし、楽天証券は最近制度がコロコロ変わっているのが欠点。
auカブコム証券(au Payカード)は、au携帯ユーザーとかでもない限り年会費無料カードで十分ですね。
3 投資信託保有時のポイント獲得
クレジットカードで購入する際に得られるポイントは上述の通りですが、保有するだけで得られるポイントもあります。なお、楽天証券は保有だけで得られるポイントがなくなりました。
得られるポイントは投資信託によって変わりますが、低コストのインデックスファンドだと、付与率は低めです。下表には、例として「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の値を示しています。
証券会社 | 付与率 | 投信100万円保有だと | 投信500万円保有だと |
---|---|---|---|
SBI証券 | 0.0415% | 415円分/年 | 2075円分/年 |
楽天証券 | ー | ー | ー |
マネックス証券 | 0.03% | 300円分/年 | 1500円分/年 |
auカブコム証券 | 0.005% | 50円分/年 | 250円分/年 |
購入時と違って、保有している限り継続的にポイントが得られるので、結構重要な事柄。
4 雑感
個人的には、マネックス証券が意外と頑張ってるなと言う感じでしょうか。年会費無料のクレジットカードでの投資信託購入を比較した場合、マネックス証券(マネックスカード)がSBI証券(三井住友カード)よりポイント付与率が良いので、トータルで考えてもなかなか良いですね。私は、三井住友カード ゴールド(NL)を年会費無料の状態で持っているので、SBI証券の方がトータルでは良さそうですが。
5 その他
最近知ったのですが、大和コネクト証券(セゾンカード)も0.5%の還元があるんですね。