もっと炎を。

投資や節約についての備忘録です

楽天経済圏における携帯電話とクレカ

 楽天モバイル(Rakuten最強プラン)や楽天プレミアムカードを契約すると、楽天市場でのポイント取得率が上がります。結果、普段から楽天市場で買い物をしていると、携帯電話やクレジットカードの費用を幾らかはは取り戻せる、あるいは、支払った金額以上のポイントが得られます。細かい計算をしても仕方ないのでざっくりどの程度楽天市場を使えば元が取れるか試算。
 

 

楽天モバイル

 とりあえず前提は、

 上記の前提で損得を考えると

 但し、楽天モバイルに変えることで携帯電話の料金が下がる場合は、損益分岐点も当然下がります。
 

楽天プレミアムカー

 前提は、通常の楽天カード(年会費無料)と比べて

 この前提の下では、年間約60万円を使わないと通常の楽天カード(年会費無料)より損です。但し、楽天証券で投信をクレカ積み立てで購入すると、通常の楽天カードが0.5%のポイント取得なのに対して、1%のポイント取得になります。限度額まで購入するとすれば年間3000ポイント得られるので、損益分岐点楽天市場で年間約40万円まで下がります。
 

損益分岐点

 以上から楽天市場で年間約40万円~60万円の使用があれば元が取れることになります。しかし、楽天市場で年間約40万円~60万円は微妙なライン。もちろん使う人は余裕で使うと思いますが、私にとっては微妙なところ。毎年必ず約40万円~60万円分の買い物を(楽天市場で)するかと言うと…。
 加ええて問題点として、楽天はコロコロ制度を変えるため、この試算が皮算用になる可能性があることでしょうか。もっとも楽天モバイルは、楽天グループ全体の命運を握ってるのでそうそうポイントの取得率が下がることはないでしょうけれども。
 

携帯電話料金を安くするなら

 少し話が変わりますが、単純に携帯電話料金を安くすることを、格安SIMを使う前提で考えます。待ち受け専用で、通信を全くしないとするならば、現状、マイネオのプラン(マイそくスーパーライト:月250円)が最安でしょうか、次いで、日本通信やHISモバイルに月290円のプランがあります。実用上、通信量が2~5GBぐらいは欲しいとなると1,000円弱が相場でしょうか。
 ここで裏技的にTOKAIホールディングス株主優待を利用すると、通信量が3GBでもかなり安くできます。LIBMO(TOKAIホールディングス格安SIMブランド)は、TOKAIホールディングスの株式300株保有で月850円の割引が受けられるため、3GBプランが月130円(=税込み980円ー850円)の維持費になります。ただ正直、LIBMOは他社の格安SIMと比べてそれほど優れているわけではない点が微妙なところ(具体的には、バースト転送がないなど)。
 

結局どうするか

 上述の通り、楽天ポイントを増やす目的で、楽天モバイル楽天プレミアムカードを新規に契約することはないですね。年間約40万円~60万円分を楽天市場で必ず使うと言うのは流石に厳しいです。
 ただポイントを増やす目的から少し離れて考えると、楽天モバイルは思案のしどころ。既存の回線からの切り替えであれば料金を簡単に回収出来るでしょうし、仮にポイントで料金を100%回収出来なくても、ある程度回収した上で、楽天モバイルのメリットを享受できそうだからです。ちなみに私にとって楽天モバイルのメリットは、「Rakuten linkを使えば通話料を無料にできる」「ポイントで料金を支払える」の2点です。もちろん大手キャリアに比べて「回線が良くない(つながりにくい)」と言う欠点があるのは分かっています。
 さて、ごちゃごちゃ考えたのですが、最終的には「楽天モバイル+LIBMO」のデュアルSIMでの運用にしようかと思います。楽天モバイルの支払いをポイントで済ませれば、出ていく現金は月130円のみ。通話(発信)はRakuten link、通信はLIBMOが基本。そもそも私の場合、月に2~3GBぐらいしか使いませんし、どちらかの回線が使えなくなった場合、もう片方の回線を使えば良いので、これで困ることはなさそうです。